エヴァQ見た日の日記

エヴァQのネタバレあります。

 

もうブログとか久々すぎるんだけど、どう書いていいか覚えてないんだけど、エヴァQ見た日の記録を残しておきたい感じが冷めやらないので書こうとする。

こちとらテレビ版を当時のシンジくんと同年代で見て育った人間で見に行かないという選択肢はまあないんだ。

『破』はめちゃくちゃ面白い映画でしたよな、エヴァを見て爽快感を得られるとか何年ぶりだよもうという感じで、あの旧名ゼルエルとの戦いですらあんなにかっこよくて待ってましたって感じで。金曜ロードショーだって2週続けて見たさ、相変わらず面白かったよカット多かったけど。んで『Q』の冒頭6分なんちゃら。ネタバレとか嫌だなあという気持ちもあったけど、もうこうなったらプロモーションだろうが乗ってやろうと。チョーかっこいい2号機宇宙仕様とかひどい目にあってたアスカが元気そうでよかったとかとかアスカとマリの共闘とか相変わらず意味不明な動きの使徒とか、あの超絶面白かった『破』をもうワンランク超えてすごいつかみだったので盛り上がりますわな、万難を排して劇場に向かいたくなりますわな。

なので今日(日付は変わって昨日)、色々あって朝一は無理だったけど夕方の回を見てきました。昨日テレビで見た冒頭シーンは相変わらず良かった。テレビでは気づかなかったけどマリがちゃんと歌をうたってたるんなーとか思ってたらあっという間に見たことあるシーンは過ぎ去り、シンジくんが目覚める。

うん、わけがわからない。どうしてもシンジくん視点でしか見れません。ミサト「艦長」とか見たことあるような姿の聞き覚えあるような声のスタッフ達とかそもそも初めて見る人達とか。

最初に思ったのは、「もう一巡」したのか? ということ。プッチ! でもそれは違って、なんか14年経ってるとかみんな厳しいしエヴァに乗らなくていいむしろ乗るなお願いだからみたいな雰囲気で、それでも映像はすこぶるかっこよくて視覚的にも聴覚的にも情報量多すぎて整理しきれないというのが正直なところ。

んで、こんなことになっちゃったのは自分のせいだって言われて助けたはずのレイもいないしそりゃ絶望もするわ、視界だってグラグラ揺れるわ。

あとカヲル。もうカヲル分過剰。むせる。そんなカヲルくんに連れられてセントラルドグマに行ったらBGMがフロイデシェーネル言い始めて初号機によく似た13号機と2号機が殴りあうわ、ああ、これは、この感じは見たことあるヤツや、旧世紀版の感触や、と思いながら画面から目を離せない。結局ここに戻ってきちゃうのかよエヴァンゲリオン、みんなが快哉を叫びミサトさんだって行きなさいシンジくん誰のためでもない自分のために!とか言ってた「綾波を返せ!」の末路がこれかよ。

でも、でも、ラストシーンは、「赤い世界」でシンジに手を差し伸べたアスカがいて、更にそれだけじゃない、レイ(シリーズ)もいる。遠くにはあのかっこいいヴンダー(最初聞いた時仏陀かと思った)もいる。父ちゃんとかもどっかにいるんだろ、「この前」とは違うのだ。右下にあらわれる「つづく」の文字に期待を持たないことはできなくなってる自分がいる。

あとまだ一応エヴァがロボットでいてくれたのがちょっとうれしい。危なくなったらプラグ射出で逃げれるのだ。ラストにシンジくんとレイが背負ってたバッグは緊急時のやつだよね多分。あのまごころを君にの時みたいに手の届かないもっと遠いところまでは行ってない。

今作はもう完全にシンジくん視点に置かれるように作ってあるし、次はもう少し離れた視点で見てみたい。スクリーンからの距離的な意味でも。ほぼ満員で前の方にしか座れなかったんだよね。

つーわけで、次にいつ見に行こうかなと予定を立て始めるぐらいには強い映画体験でしたよ。